物販事業をおこなっている個人事業主の方で、アマゾンのプラットフォームで販売をしているいわゆるアマゾンせどりをしている方に向けた記事です。
この記事では
- マネーフォワードクラウドでアマゾン出品者アカウントと連携する方法
- アマゾンで販売した売上の計上方法
- アマゾンセラーセントラルのペイメントレポートの出力・活用方法
を解説します。
マネーフォワードクラウドやアマゾンせどりを始める前や、始めて間もない方に参考となる内容となっていますので、是非最後までご覧ください。
マネーフォワードクラウドでアマゾン出品者アカウントと連携する方法
まずアマゾンの出品者アカウントとの連携方法を解説していきます。
ちなみに他の銀行やクレジットカードの連携方法も同じなので、この記事を参考に登録をしてみてください。
MFクラウド確定申告へログイン → 左のデータ連携 → 新規登録
検索窓に「あまぞん」と入力すると候補が出てくるので、「Amazon.co.jp(出品者アカウント)」を選択
するとEメールアドレスとパスワードを求められるので、アマゾンセラーセントラルの情報を入力します。
連携登録後、ホーム画面に戻ると早速未仕訳が781件も!どうやら2月からデータを引っ張ったようですごい件数になりました。
上の画像の「未仕訳781件」をクリックすると仕訳登録画面に移行します。
下の画像を見てもらうとわかると思いますが、なんと販売した1商品ごとに仕訳を分けて表示してくれます。
1件ずつ表示されるので、100件販売したら、100件仕訳を登録することになります。それはかなり煩雑になってしまいますよね。筆者は入金時に仮受金として処理をして月末に一括で売上と仕入の計上をおこなうようにしています。
アマゾンで販売した売上の計上方法
アマゾンで1件ずつ仕訳の登録をすると仕訳量が膨大になってしまいますね。
そこで筆者はアマゾンから入金になるタイミングでこれらの処理をします。
例)7月11日 アマゾンから50,686円の入金
- 前月分の入金 → 売掛金
- 当月分の入金 → 仮受金
- 前回引当分 → 未収金
- 月額登録料 → 未払金(前月末で費用として計上)
- 配送料他 → 荷造運賃
この処理方法であれば販売数が増えても仕訳が増えることがありませんね。
ちなみに当月分の売上は現預金の動きが発生した時「仮受金」として処理し、月末に一括で「仮受金」を「売上」に科目の振替をします。
仕訳を作成する際に、前月の売上、当月の売上を把握する必要があります。
次にアマゾンセラーセントラルでペイメントレポートの出力・活用方法について解説していきます。
アマゾンセラーセントラルのペイメントレポートの出力・活用方法
アマゾンセラーセントラルにログインします。
ログイン後 レポート → ペイメント と進みます。
ペイメントのタブでトランザクションを選び
決済期間から「2022/6/23-2022/7/7」を選択します。
7月7日に確定後、実際に銀行へ振込みされるのは7月11日と、2・3日の誤差が生じますので、振込があった日に近い期間を選べば大丈夫です。
決済期間を選択したらCSVをダウンロードしていきましょう。
ダウンロードしたCSVを開き、見やすいように加工をした結果がこちら
売上を商品の提供が確定した月に計上する必要があるため前月分と当月分で分けます。セルの塗りつぶしなどで区別すると見やすいですね。
※筆者はアマゾンに対する手数料が引かれたものに対し売上を計上しています。
サービス料金(月額登録料、FBA配送料や保管手数料など)も売上と同様発生した月で分ける必要がありますので、前月分と当月分で分けます。
区分けしたものに対し合計金額を出せば仕訳するための資料が完成。それをもとに仕訳をすればOKです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
売上の計上は各月で行う必要があります。月締めの意識を持っていれば、その延長線上に年度や確定申告がありますので、ここはしっかりおさえておきましょう。
最近の会計帳簿は優れているため簿記の知識がなくても確定申告までできてしまいます。しかし、長期的に考えると簿記の知識は必須だと筆者は考えます。簿記を勉強していると日々の会計業務も楽しくなりますよ。
この記事がアマゾンせどりをする方に少しでも参考になれば幸いです。